教室の方針
当ピアノ教室では次の3つの方針を柱としています。
①「守破離」の精神で音楽的にも人間的にも成長できる教室
日本の武道や芸道に「守破離」という言葉があります。
私も大人になって空手を始めてから知った言葉ですが、ピアノで言えば・・・
- 基本を大切に学び(守)
- 自分で考え工夫し(破)
- 習ったことを活かし自分の演奏を確立する(離)
ということ。
つまり「先生がいなくてももう大丈夫!」の状態をめざす、人生のプロセスと同じだと考えます。
最終目標は音楽的自立(先生がいなくても自分で音楽を奏で楽しめる状態)を目指しています。週1回のレッスンですが、何事も積み重ねです。一緒に成長を重ねて行きたいです。
②風通しのいい教室
お互いに正しくコミュニケーションの取れる風通しのいい教室にしたいと思っています。
「こんなこと聞いたらだめかな」「わからないって言えない」など遠慮せずに、問題があればその都度話し合い、信頼しあえる関係性を、講師、保護者さま、生徒さんと共に築いていけることが大事だと考えます。
そうすることで「今日は〇曜日だからピアノレッスンが楽しみ」と思ってもらい、お互いが楽しく成長していける教室でありたいです。
例えば、私はレッスンの時「今日のその子のコンディション」をまず見ます。
今週は練習できたのか、1週間で何があったのかなど、雑談を含めて会話をします。
子供のスケジュール、メンタル面でのことも練習には影響します。
③礼節・マナーも学べる教室
次に礼節を大事にできる教室でありたいと思っています。
元気に挨拶をする、失礼な言動をしない、教室の物を勝手にいじったり、壊したりしない、悪ふざけ、やってはいけないことをしたら叱られること、その他お月謝袋の渡し方、靴の脱ぎ方などの所作を学ぶことも大切にしていきます。
ピアノ教室に限ったことではなく、習い事はそれだけを学ぶところではなく、その子の人生のプラスアルファになることを学べる場所でありたいです。
例えば、練習しても上手く弾けない時は丁寧に原因を探ります。弾けないことは誰にでもあります。
しかし、そこで弾けないことで楽器に当たったり、ふてくさりたり等、習う態度として相応しくない場合は叱りますが、必ず話し合うようにしています。
できた時はもちろん一緒に喜びます。